旅 ~網走・知床~ 3.

 3日目 (最終日)

 

午後一番頃のバスで空港に戻るまでのあいだ、網走市内を歩きました

 

網走、知床、予想していたよりも寒くなく、むしろ歩いていると暑いくらいでした。

快晴で、気持ちいい

 

ホテルのチェックアウトを済ませ、まず、荷物をコインロッカーに預けようと、網走駅へ。

小銭が足りず、そのままとりあえず網走バスターミナルまで、一キロくらい歩く。

バスターミナルでようやく荷物を預けて、いざ、散策。

 

足がすこしいたいなぁ、あっついなぁ

でもオホーツク海につながる川のほとりに出たら... 爽やか。

 

川沿いを歩くと、道の駅

 

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とりあえず見てみよう、と中へ

 

思ったより、楽しい

新鮮な現地の食材や、お土産、ジャム

 

デッキで空気を吸って、ひと息


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写ってないけれど、川の向こう岸の、少し右の方には、「モヨロ貝塚館」。

オホーツク文化 (本州では同時期、縄文文化)として残されている、竪穴式住居跡があり、博物館が併設されている。

小さい頃から、なぜか、「竪穴式住居」がけっこう好きだった

 

行ってみよう

 

大きな橋を越えて、向こう岸へ

あぁ、こんなような橋はまえも渡ったような、

あれはWien市街から少し離れた橋だったか、渡ると右側に小さな、寂れかけた商店のようなところがあって、入ってみたんだったな

 

記憶のつながり、フラッシュバック

この橋を渡らなかったら頭にもう一度浮かぶことはなかった気がする

 


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遠く向こうはオホーツク海

 

 

貸し切りのモヨロ貝塚館

じっくりみてきた

でも、ちょっと怖かった

頭蓋骨とか、動物の骨とか

再現された、中に入れるようになっている薄暗い竪穴式住居、ドアが普通の高さの半分くらいで、しゃがんで入るんだけど、

思わず、ためらう

中央奥には、クマの頭骨が積み重なっている。

クマは、神として、崇められていたらしい

そして、また、あらゆる所に人骨

少しのぞいただけ、入らず、先へと進む

そういうところで、ためらう気持ちに少し驚き

 

貸し切りで、やけに静かだったのよね

 

自由に閲覧できる本コーナー、

星野道夫さんの、写真集が置いてあった

彼の書いた話しを教科書で読んでから、なんとなく印象に残っていた

絵みたい、でも、写真だ

森、太い木々に苔が生えていて、幻想的な一枚

 

クマは鮭を咥えている、鮭から赤いものが流れている、生々しい、けど、自然の営みか

 

館内の説明、ここの地の人々の、骨格の特徴について。

頬骨や顎がしっかりしていて... 、等々

確かにどことなく、斜里駅で出会った、ホテル業をやってたという地元のおじさん、そんな感じだったな

爪がすごく、厚くて、手先を相当使ったのかな、という手をしてした

 

クジラの骨のレプリカの大きいこと

 

けっこう経っていたのか、お昼どきだったのもあり、最初にいた受付の女性は、男性に変わっていた。

 

来た橋を渡って戻る

バスまではまだ余裕がある

 

20分くらい歩き、市の美術館へ

ここも貸し切り。

300円のチケットに、5000円札を出したら、ちょっぴり困っていた受付の人

 

絵画をみるのは好き

惹かれる絵は、どこかに連れてってくれたり、

何かをみせてくれる気がする

 

地元の画家の作品が並ぶ

青や緑を多く使った、深い色合いの作品が目立つ

雪景色のなか、数人がたっている絵

花瓶にさした春の花の絵

はよかった

 

バス停で休憩、案外すぐにバスが来る

さようなら、網走

空港までの道、ぼんやりみながら、ガタガタするバスの振動が心地いい