奇しきやすけさ

聖歌「ひせきにこもりて」

 

秘跡にこもりて われらのうちに
さかえのみ神は とどまりますよ
ぬかずきまつれば ああ心なごむ
奇しきやすけさ

 

とわになつかしき なぐさめぬしよ
淋しき日の友 心の糧よ
君ともにまさば 世におそれあらず
奇しきやすけさ

 

 

2022年の大みそか。

ふと、一年を振り返ろうとしたときに、この聖歌が浮かんだ。

 

ぬかずきまつれば、心和む

奇しきやすけさ

永久に懐かしい、慰め主

奇しきやすけさ

 

私たちの世界とこころには日々、色んなもの、物質的なものだけでない、色々なものが流れきては消えたり、また生じたり、秩序のあるようで、混沌としているような、いとなみのなかに生きている。

多様な現象と生成物の隆起の流れのなかで、そのどのあたりにとどまるのか、どのあたりに本当さを感じて、どの流れにのろうとするのか。

私たちは、せかいの中に生きつつも、わたしたち自身はせかいでもあるだろう.

あまりにも雑多で多様で複雑な様相のなかに、何かを信じることの素朴さはちからを呈するだろう.    その信をそっと、慎重に、見極めて、守っていけるように.

 

 

参考HP

http://www.hosanna.romaaeterna.jp/cseika200/csei246.html