2022-01-01から1年間の記事一覧

奇しきやすけさ

聖歌「ひせきにこもりて」 秘跡にこもりて われらのうちにさかえのみ神は とどまりますよぬかずきまつれば ああ心なごむ奇しきやすけさ とわになつかしき なぐさめぬしよ淋しき日の友 心の糧よ君ともにまさば 世におそれあらず奇しきやすけさ 2022年の大…

愛 とは

„WIE MAN DIE MENSCHEN LIEBEN SOLL,habe ich von einem Bauern gelernt. Der saß mit andern Bauern in einer Schenke und trank. Lange schwieg er, wie die andern alle. Als aber sein Herz vom Wein bewegt war, sprach er seinen Nachbarn an: ,Sag du…

ヨハネのみちのfulfillment

EVANGELIUMJoh 5, 33-36Johannes war die Lampe, die brennt und leuchtet ヨハネによる福音(5,33-36より抜粋) 「ヨハネは、燃えて輝く光であった」 待降節も後半。主はそこまで迫っている。 幼子イエスが世に生まれる。 私たちは静かに、備えている。 寒い…

古い祈り

ALLMÄCHTIGER GOTT, der in der Höhe wohnt, Heiliger, der über den Heiligen ruht: du hast uns durch deinen Sohn Jesus Christus die Erkenntnis gegeben, damit wir deine Herrlichkeit rühmen und deinen Namen, den du uns offenbart hast. Schau auf…

Traurigkeit

Ich bin sehr betroffen und traurig wenn ich die Realität von unserer Situation in der täglichen Arbeit bemerke. Ich denke dass es ist gar nicht menschliches Leben wenn einer , der Geist hat, in der geistlichen Finsternis fallen lässt. Wir …

hope

„DIE WELT ist voller Mauern und Misstrauen, aber die Liebe ist stärker. Die Menschen sind voller Neid und Missgunst, aber Jesus ist Sieger. Die Völker sind voller Angst und Ichsucht, aber die frohe Botschaft bringt Frieden. Arme und Kranke…

「私」になっていくこと

Begegnung Das Du begegnet mir von Gnaden; alles Wirkliche im Leben ist Begegnung: Ich werde am Du; Ich-werdend spreche ich Du.Jeder wird, der er sein soll, jeweils erst durch den Andern: Mein Ich entsteht im Du.Was ist Erlösung denn sonst …

トーマス・マン「魔の山」より

「見知らぬ土地に住み慣れる、以前の習慣をーー骨は折れるがーー変えて新しい土地に順応する、しかもその場合順応それ自体が目的であって、完全に順応したと思う間もなく、あるいは完全に順応した直後に、順応の努力を中止して元の状態に帰っていくことをは…

トーマス・マン「魔の山」より

「……しかしながら、人間の精神生活ではいっさいが相互に関連しています。互いが互いの原因となり結果となるのです。また、悪魔には小指さえも与えるな、さもないと手の全部、いやそれどころか魂までも奪われるともいわれているでしょう。.....他面また、健康…

静寂のなかで聴こえてくるもの

„AUF DAS HÖREN kommt es an. ,Höre, Israel!‘heißt immer wieder der Rettungsruf für das jüdische Volk. ,Zehn Gebote hat die Weisheit: Neunmal: Schweig! und einmal Rede wenig!‘ sagt ein arabisches Sprichwort und verrät damit nicht nur Lebensk…

「とらわれのなさ」 /「人のもつ傲り」

„WER IN DER BARMHERZIGKEIT LEBT, kennt nicht Empfindlichkeit, nicht Enttäuschung. Er verschenkt sich einfach, sich selbst vergessend, freudig mit der ganzen Glut seines Herzens, frei - ohne eine Gegenleistung zu erwarten“ (Regel von Taizé).…

「時」における洞察

"Je tiefer der Mensch in die Zeit dringt, in das eigentliche Wesen der Zeit, umso entschiedener ist er auf sich selbst verwiesen: auf die Kraft der Seele, des Glaubens, des Geistes, die ihn befähigen, diese Zeit zu bestehen; in ihr, worauf…

雀の死

スズメが教室に迷い込んできた。 夏か、春か、秋だったかもしれない。冬ではなかった。 いつものとおり、柔らかでおだやかな陽が射し込む教室には、とくに変わりのない児童たちの騒がしさと日常があった。 スズメは窓から、たまたま中に入ってきた。 皆は一…

クラウス・リーゼンフーバー小著作集 より

「......こうして話し合ううちに、「我」と「汝」の人格的な接触が成立する。対話をする人は、真理に与ろうとする目標のもとで、「汝」への尊敬と愛情のうちに成長していく。その過程では、自分の心にある考えた感情を、保留なしに相手と分かち合うことがで…

トーマス・マン「魔の山」より

「......そこには父の名もあれば、祖父自身の名も、曽祖父の名もあった。この「曽/ウル」という接頭語が、祖父の口の中で二つになり三つになり四つになると、孫の少年は頭を横にかしげ、瞑想するような、あるいはぼんやり夢想するような眼つきで、口をつつま…

トーマス・マン 「魔の山」 より

「...... ふつうには時間だけが持っていると考えられている力を、われわれ人間とその故郷との間に旋回し疾走しながら拡がっていく空間が示すようになる。つまり、空間も時々刻々に心的変化を生みだすのだ。そしてその変化は、時間によって生ずる変化によく似…

世界の果てのような静けさ

蝉が鳴いている。 乾燥機がまわっている。 時計の針が刻んでいる。 聴こえる。 季節のめぐりは、やまない。 都心にいても、時の経過はおもむろに、ささやかに、顔を出す。 人がそれに目を向けても、向けなくとも。 野生のヒグマの写真が、すぐそこの壁にかか…

ボナベントゥラ / Bonaventura

Drei Dinge „Wegen dieser drei Dinge hat Gott die vernünftige Seele geschaffen: dass sie ihn lobe, dass sie ihm diene, dass sie an ihm sich erfreue und in ihm ruhe; und das geschieht durch die Liebe, denn wer in der Liebe bleibt, der bleibt…

マタイによる福音

(そのとき、イエスは言われた。)「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。わたしは柔和で謙遜な者だから、わたしの軛を負い、わたしに学びなさい。そうすれば、あなたがたは安らぎを得られる。わたしの軛は負いや…

heutiges Gebet 今日の祈り

Das Herz „Wenn wir Psalmen singen, dann soll unser Herz mit dem gesungenen Wort zusammenklingen.“ „Keiner soll nach dem eigenen Nutzen streben, vielmehr soll jeder auf das bedacht sein, was für den andern gut ist.“ (Aus der Regel des hl. B…

ある感覚

小さい頃によく感じていた、ひとつの感覚について、書いてみようと思う。 それは岩手の家にいた頃、寝室で、寝る前に感じていたものだ。 毎日、毎回、とまではいかないけれど、その、おんなじ感覚は何度もあったと思う。 寝室には、白い、明るい電気と、小さ…

人間の生と時間

私は何を求めているのか? 私たちは何を求めているのか。 生きるとは何か、という問いかけは、あらゆる方面から、そして昔から、問われ続けてきている。 そう問うことができるのは、まず前提として、生きるという私たちの営みには、固定化された枠やルートが…

旅 ~網走・知床~ 3.

3日目 (最終日) 午後一番頃のバスで空港に戻るまでのあいだ、網走市内を歩きました 網走、知床、予想していたよりも寒くなく、むしろ歩いていると暑いくらいでした。 快晴で、気持ちいい ホテルのチェックアウトを済ませ、まず、荷物をコインロッカーに預け…

旅 ~網走・知床~ 2.

2日目 早朝、網走から知床斜里まで、JR なぜ早朝かというと、これを逃すと次がしばらくないからです この区間は、一日数本です 小さい頃に、バレエに通うために岩手で使っていた田舎の駅を思い出す 朝日 朝は、清々しいものですね フレッシュ バスは、ガラ…

旅 ~網走・知床 ~ 1.

旅の記録 行き先は、北海道、網走。 これは自分で決めたわけでなく、「旅クジ」というくじが決めた行き先。(女満別) 飛行機でどこかへ行くのも3年と少しぶり。 記録的に、残しておいてみようとの思いつきです。 さて、成田までは、東京駅からバスで。 天気…